2023/08/07 23:10

どうもみなさんおはこんばんにちは。

店主でございます。

8月の頭から溜め込んでいた力を開放ってな具合に
入荷がスタートしております。
今まで基本的に安さを売りにしていた当店ではございますが
ここ数か月の間で店主も物の本質的な部分(特に服や服飾雑貨)を
キチンと評価して値付けをしようと考えておりますので
本日の入荷なんかは、今までに比べるとやや割高になっているかもしれません。
要はちょっと今までより割高な仕入れもしている次第です。

特にこの古着の市場におきましては、様々な要因で高騰化するものも多く
昔とは比べ物にならない価格の物もしばしば。
ただ気が付いて欲しいのは、数が少なくなって枯渇による高騰なのか
何かしらの思惑があってコントロールされた高騰なのか
ここが問題です。
前者であればそれは希少価値の高まりですし
後者は価値観の後付による物です。

例えば高騰著しいバンドTやチャンピオンのスウェットなんかは
フリマサイト等でのリセールも視野に入れた売り買いが行われ
安定した値段が付き所謂"お値段以上"の価値が生まれてしまっている。
物の本質では無く、価値が下がらないという価値観で値段が上がっている訳で
これって普通に考えると結構ヤバい事で
付加価値が外的要因で勝手に付いた結果、つまり
完全にコントロールされた側にいる訳です。
なので、数万出したTシャツを悪いとかいう気は無いですが
少し立ち止まって、物の本質において
"本当にそれ、お値段以上の価値が有るの?"
と、考えてもらえたらいいなぁと思います。

丁寧な縫製、縫いの細やかさ、パターンの正確さ
そのブランドが本質的に持つラベル、時代背景、スタイル等々
トレンド以外の要因でも価値を決める要因はまだまだ様々なものがあるはず。
そういった他とは違う角度での
"お値段以上の価値"
を、もう少し具体的に伝えていけたらと考えます。
なので今後の入荷も
今までと同じ”安い美味い早い”だけでなく
“ちょっと高いけど滅茶苦茶美味しい”
IDLSを楽しんでいただけたらと思う次第でございます。

それではいくつかピックアップしてご紹介いたします。

そもそもですが、パッチワークって凄く仕事が多いアイテムです。
パーツ数で言ったらかなりの数。まぁ実際は布にしてから縫製する訳ですが
布にするのがどう考えても一苦労な物です。
これはどう考えても少し価格的に高くならざるおえないアイテムなのに
日本でのパッチワークの安い扱いよ 笑
加えて球数が少ないプルオーバーデザインのこちらはこれでも安くお出しできている方かと思います。
まぁそういう事は抜きにしても、袖を通すと抜群にカッコいい◎◎◎
服において圧倒的に良いというのも重要なポイントだったりします◎◎◎

トミーのこのシャツも凄く良い。
何が良いかって世界各国にまぎれてブランドが国のような立ち位置っていう傲慢なプリントが
非常にヒップホップを感じるのです。
後単純な話ですが全然見かけないデス。

ブランドの立ち位置と雰囲気、コレに価値が生まれている好例です。
この頃の、この時期のバナリパにしか出せなかった雰囲気が詰まっているショーツ。
それ風は出来てもそれ自体は再現できない
そういう雰囲気にはある程度の値段を出す理由があるかと思います。
(それでも全然安いと思いますが)

アメリカ製が全て良い訳ではありません。
でも手の込んだ仕事が多く入っていて
雑で粗いイメージのアメリカ製に置いて
このように細やかな仕事が光るアイテムには
それ相応の価値が有っても良いと思います。

そのブランドでしか出せない雰囲気を体現しつつ
その時代でしかできなかった生産背景。
ラルフローレンのアメリカ製は
今では実現できないロマンがあると思います。

ポロカラーシャツではなくても
そのブランドが持つシャツの強みが存分に活かされた仕事。それを感じる1着です。
コレもまた袖を通すと、とても美しいシャツ。
リラックス感とキチンと感が同居するのは
どのブランドでもどのアイテムでも簡単に出来るものではありません。

と、まぁ語ろうと思えばいくらでもなんですが
それでも他よりは多少安いと思うのが正直な所です。
今まで構築してきた手に取りやすさという価値観と
相反する部分を認識して理解してもらうのは
並大抵の努力では足りませんが
コツコツと続けてご紹介していく予定です。

そして完全にトラディショナルな方向に舵を切った当店は
本日入荷のようなラインナップを基本的には推していきますので
賛同してくれる方がどんどん増えてくれたらいいなぁ、と
真っすぐに思う次第でございます。

それでは本日はこの辺で。