2023/07/19 17:21

どうもみなさんおはこんばんにちは。

店主でございます。

本日入荷した


こちらのヤンキースのキャップ。
今まで新品での入荷ではこの手の物は仕入れていなかったのですが
今の店主の気分とヤンキースのキャップが持つ文化的側面が上手く合致して
取り扱う事を決めました。

今日はそのヤンキースのキャップについて
少しお話していきます。

今やMoMAでも正式に扱われて展示もされたヤンキースのキャップですが
アメリカンクラシックとしてなぜここまでの存在となったのか
そこには90年代でのスパイクリーが大きくかかわります。

1993年に映画「マルコムX」を監督した彼は
チームカラーのネイビー以外は作られていなかったヤンキースのキャップを個人で
赤色にオーダーするのです。


そしてそれを被りMLBのワールドシリーズを観戦したそうです。
このただ1つの個人的なオーダーが世の中にヤンキースのキャップを広めるきっかけとなり
日本でも沢山見るようになった奇想天外なオーダーも増えた訳です。

ここで重要なのがスパイクリーと言う人物の立ち位置。
彼の作品は言わずもがなアメリカにおけるアフリカ系アメリカ人の文化的側面で
人種差別や偏見、ヒップホップなどを表現したものが多くです。
その彼が作り出した新しい価値観が色違いのニューヨークヤンキースのキャップだったというのは
実にヒップホップを感じる事象だと思います。

10代の頃にヒップホップにのめり込んで以来
今もヘッズのように日常的にヒップホップを摂取する店主としては
こういう要素を+したい訳で
定番でドゥーラグなんかを扱うように
当店のウェアにFIXするならば仕入れよう。
そう決めた訳です。

勿論ヤンキースのキャップは
ヒップホップだけでなくあの頃のハードコア、パンクキッズ達も
日常的に愛用していた訳で
そこの洗礼も受けている店主としては
ダブルミーニングであり尖ったアイデンティティにもなる訳で。

勿論それをそのままやるのはナンセンスなので
今回はチェーンステッチでローキャップタイプをチョイスしております。
今店主が取り組むトラッド、アイビー、プレッピーなノリに合致して
デニムやチノーズを履き込む感覚で愛用できるというのがポイントです。
まるでラルフローレンのワンポイントのキャップのように
長く愛用して頂ければ幸いです。

ついでにこちらなんかもチェックして頂けると嬉しいです。

貴重なアメリカ製でございますー。


あ、それと店主のスタイリング毎日更新しておりますので
引き続きインスタもチェック1,2でお願い致しますーー 笑
それではまた◎◎◎