2019/07/24 13:32

90年代かく語りき
今日は90年代を代表するダブ、トリップホップバンド
「Fishmans」
について語っていきます。
僕がフィッシュマンズに最初に出会ったのは雑誌JAPANの記事
ヒナギク対談っていうスピッツの草野さんと確かb-flowerの人とサトちゃんの三人かな?
それ読んで興味持って、兄と一緒にOrangeから聴き始めたのがはじまりだと思う。
彼らの音楽が僕へ与えてくれた影響は多大で
ダブやレゲエ、ヒップホップへ繋がる裏打ちの気持ちよさだとか
ループする音に身を委ねる感覚を教えてくれた。
「空中キャンプ」というアルバムで彼らは最重要バンドになっていくんだけど
高校の修学旅行が北海道で、自由行動が札幌だったんだけどちょうど「ロングシーズン」の発売日前日で
同じ班のコたちを無理やり連れまわしてレコ屋回ってフラゲした記憶がありますw
今思えばフィッシュマンズって、特にサトちゃんだけど、今でいうフェスファッション的なものの
一番最初だったのかもなぁなんて思ってしまう。
スペアザとかジャム系のバンドの最近の奴ってみんな影響受けてたりとか、なんか朝霧とかそういう匂いのする感じ。
今じゃ全然流行ってないし、そもそもサトちゃんみたいに古着とか着こなせないしw
でもちょっとだけレゲエ、ダブの現場やフェスに行くときに、なんか頭の奥底に居座っている感じ。
業界人がもてはやして、みんな全然見向きもしてなかったのに手のひら返すように「良い」って言い始めて
売れる手前から聴いてた高校生の自分からしたら「後追いのクセに白々しい」とかひねくれて思っていた。
たしか30代になる前ぐらいまでフィッシュマンズ好きな女の子じゃないと付き合えないとか公言していたので
どんだけサブカルクソ野郎だって話ですがw
どのジャンルも巻き込んで純粋に良い物は良いっていう感覚は彼らの音楽に学んだ気がします。
今だから後追いでも、サトちゃんが天国へ行った後に知った人でも
あの時あの場所にあったあのフィッシュマンズの音楽は間違いなく今でも鳴っているわけで
残響音に浸る良さも、そうだった彼らのものだったと思うようになりました。
何年か前のダイヤモンドホールの公演もサトちゃんが降りてきたんじゃないかと思う感覚あったし
まだ聞いたことない人がいたらホントに聴いてほしい。
安心してください。良くなかったとしても僕と仲良くなれないわけじゃないのでw
90年代の彼らの裏や横や手前でも、様々な音楽がクラブやライブハウスや街のどこかで鳴り響いていて
その当時を知る自分としてはこうして毎日書き出して、何かの形にすることが大事なのかなぁと。
ファッションと関係ないようで関係ある小話。
色々思い出しながら、雑誌とか、お店とか、毎回酒で飛ぶ記憶を手繰り寄せながらw
書いていきたいと思います。明日もお楽しみ